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2013年11月11日

子育て上手_能力を伸ばす_2

このコラムは国立大学等で教鞭を取っておられる川口正義先生が
エフイーアイの子ども達の為に書き下ろされているエッセイを
先生の許可を得て発信しております。

少しでも子育ての役に立てれば私どもエフイーアイとしてもうれしいです。


子どもを甘やかしてもいいという意見と、そうすべきではないという意見は、鋭く対立します。アドラーはこういう例をあげています。甘やかされた子どもは、教師を自分の味方に引き入れることができれば、しばしば非常によい生徒になります。大きな利益が約束されれば勉強をします。しかし、不幸なことに学校でいつも甘やかされるという保証はありません。学校を変わったり、先生が代わったりすると、あるいは、特定の教科で進歩しなくなると、突然、勉強しなくなります。これまであらゆることが自分にとって安易なものに整えられることに慣れてきたので、先に進んでいくことができないのです。努力する訓練を受けておらず、どうしていいかわからないのです。
甘やかすだけではよくないことが分かります。問題を複雑にしているのは、自分の子どもを甘やかしていることに気づいていない保護者がいることです。「私は子どものころ、親から面倒を見てもらえなかった。だから、自分の子どもには苦労をかけさせないようにしています。」苦労をさせないことと甘やかすことは本来、違うことです。でも、こういう言い方をして甘やかす保護者もいます。


  

Posted by フォーラム君 at 12:15能力開発